Menu

第128回
近畿救急医学研究会

会長挨拶

会長 澤野 宏隆の写真

第128回近畿救急医学研究会
会長 澤野 宏隆
(大阪府済生会千里病院千里救命救急センター・集中治療室)

この度、第128回近畿救急医学研究会(救急医学会近畿地方会)の会長を仰せつかり、2024年7月20日(土)にグランキューブ大阪<大阪府立国際会議場>において開催させていただくこととなりました。長い歴史のある本研究会を主催させていただくことは、この上ない栄誉であるとともに、その重責に身の引き締まる思いです。

本研究会は、救急医・専攻医・初期臨床研修医といった医師をはじめ、看護師・薬剤師・診療放射線技師・臨床検査技師・臨床工学士・管理栄養士・理学療法士など救急医療に携わるメディカルスタッフ、さらには消防関係職員が一堂に集い、近畿地方の救急医療に関して領域横断的な発表や討論を行う学術集会です。この特徴を活かして、是非とも多くの方々にご参加いただけるよう準備してまいる所存であります。

今回のテーマは「Pay it Forward~救急医療からの繋がり~」といたしました。「Pay it Forward」とは「恩送り」ともいわれ、自分が受けた恩を相手に返すのではなく、他のだれかに送って繋ぐことを意味します。

2020年に始まった新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、医療の現場では大きな変化が起こっています。また、日本では高齢社会が一層進み、多発する自然災害への対応など医療に求められるニーズは高まっています。このような状況のなか、救急医療や災害医療にかかわるさまざまな職種が連携して理解を深め、授かった恩を繋いでいくことで、よりよい社会の構築に貢献できるのではと考えております。

みなさまにご参加いただき、活発な議論の場となりますことを、心待ちにいたしております。